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民柄場

みんがらば~ミャンマーと日本の乗り物・旅行記~

ミャンマー本紹介:ミャンマーへ渡った日本の気動車たち

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ミャンマーの乗り物趣味は、ここ数年でかなりメジャーになってきたと感じる…と至る所で述べてきた気がする。
趣味の発信方法も多様で、本ブログの様なホームページサービスやSNSでは様々な情報が飛び交っている。

さて、ここにきて紙媒体での表現手段として、コミックマーケットでの同人誌頒布が目立つようになった。
昨年末のコミケでは、筆者の知る限り鉄道分野では2種類の同人誌が流通した模様。
今回紹介するのは、そのうちの一冊である『ミャンマーへ渡った日本の気動車たち』(工房くもろはね発行)だ。

4月末より、書泉グランデにて取り扱いが開始され、管理人もようやく入手する事ができた。

30頁以下の薄い冊子でありながら、ミャンマーへ輸出された日本の気動車が鮮やかな写真とともに紹介されている。

本書は美しい写真・貴重な旅行記としてのエッセイが収められているものの、冊子全体の方法論としての方向性が、今一つ漠然としてしまっている印象を持った。
掲載されている写真はどれも美しく、敢えて写真集一本としても十分に成り立つものである(ちなみに、管理人が日ごろお世話になっている知人も写真を提供している)。
また後半に収められているレイローイン線の乗車記・エッセイも、大変貴重な記録であるほか、これまでミャンマーの鉄道を紹介する上であまり見られなかった表現方法であることも特筆すべき点である。
一方で、各タイプの車両解説については、雑誌でおなじみの斎藤幹雄氏や本ブログを含む様々なインターネットサイトという「先行研究」がある現状、果たして先行者と比較して違いを上手く表現できているだろうか。本文中では日本時代の描写が比較的多い一方、ヤンゴンを除くミャンマーの地名なり地図なりがほとんど出てこない。写真のみならず、車両が活躍している地域がミャンマーにおいてどういう場所であるのかについての記述があると、読み手により感慨深いものをもたらすであろう。

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(画像はイメージです)

今後も同人誌としてミャンマーの乗り物を題材にする人が続くであろう。
一読者(また自戒)として指摘したいのは、既に先人が何人も出ている分野で作品を出すに当たっては、これまでになかった発想や、読者をあっと言わせるような質の写真や文章などを載せない限りは自己満足の域を出ないということである。

とはいえ、本書はミャンマーの鉄道に興味がなかった人も、掲載されている写真を見るだけで様々なタイプの気動車が存在することを知ることができると思う。ぜひ書泉の店頭にて、一読をお勧めする。


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おまけ:ミャンマー人の画家に描いてもらったという、キハ52のポストカードも付属していた。
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  1. 2018/05/02(水) 23:09:43|
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