
2016年1月10日~6月30日の間運行されていたヤンゴンの路面電車、個人的には運行開始直後の様子を記録する事が出来た。
ここでは運行に際して導入された元広島電鉄(西日本鉄道からの移籍車)のTCE3001を紹介する。

ワダン車庫から出庫し、停留所に入線する。

車内の様子。車内放送も使用し、次の停留所等を案内していた。
運転台では複数の職員や警備の警察官などが興味津々に運転の様子を見ており、ミャンマー独立後初の旅客電車の運行とあって職員の関心は非常に大きかったものと思われる。


広島電鉄時代の車内の表記や広告類などは残されていた。

停留所の一例。これはボータタウン停留所で、電化に際し気動車時代に設けられた屋根は撤去された。

ボータタウン付近を走るTCE3001.

料金所の通過シーン。鉄道車両は素通りする。

電化区間の終点であるランサダウンの様子。ここからパズンダウン方面には途中トラックの留置ゾーンがあり、交通量が増加する。
電化後のヤンゴン臨港線は、TCE3001と大阪市電出身のTCE701が適宜交代しながら運行されてきた(西鉄→広電のTCE3002は未だ運行が確認されていない)。
最終的には臨港線の全区間(パズンダン~チミダイン)が電化される予定であり、この半年間は一時的な試験運行であったと捉えるべきだろう。政府の方針との噂もある中で、トラム計画先行きは不透明であるものの、復活の日を待ちたい。
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- 2016/09/09(金) 10:04:09|
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