今回はマンダレーからヘーホーを経由してヤンゴンへ飛ぶ。
※2019年3月の記録です。

搭乗券。搭乗の数日前にミャンマー・ナショナル航空公式サイトより予約した。



個人的にマンダレーから搭乗するのは初めてだった。
国内・国際線を問わず、セキュリティチェックと出国審査を済ませた乗客は同じ制限エリアで搭乗までの時間を過ごすことになる。
国際線も就航していることもあり、免税品店が目立つ。

今回のランプバスはZhongtong Busの両扉車。ちなみにYutongの大型ランプバスも最近の登録で稼働している。
運行は空港運営会社のMJAS.

搭乗機はXY-AMM.
2018年12月に導入されたばかりの最新鋭機だ。

マンダレーを離陸すると、まずはシャン州シュエニャウン方面への玄関口であるヘーホーへ向かう。
乾いた高原が眼下に広がっている。


20分ほどでヘーホーへ到着。
丁度発着が重なる時間帯で、駐機場には合計5機程度のATR機が駐機していた。


ヘーホー離陸後に軽食が配布される。
ミャンマー・ナショナル航空は運航開始から70周年を迎えており、現在は政府出資の株式会社として運営されている。

南下していくにつれて、眼下の景色は水田地帯に変わって行く。

ヤンゴン国際空港着陸直前には、環状線を横断する。
軌道強化工事のため、この時はレールが全てはがされ、地盤の強化が行われていた。

YBSの空港線で市内へ。ダウンタウンまで50分程度で、路線バスでありながらも所要時間はタクシーとほぼ互角であった。
もちろん交通状況は時間帯によって変化する点留意されたい。
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- 2019/06/16(日) 11:19:07|
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ミャンマーの航空業界は変化が激しい。つい先日も、FMI航空の運行休止が報道されたばかりだ。
今回の搭乗記も、この業界の実情と大いに関連している。
3年前の8月、ヤンゴンからマンダレーへ飛行機で移動した。
今思えば贅沢なことをした一方、なかなか乗ることができない機種に搭乗することができた。


その前に、ヤンゴン国際空港の、先代の国内線ターミナルの待合室(2F)の様子をご紹介する。
色んな意味でミャンマーな空気が漂う空間が、そこにはあった。

窓が少々汚れていたが、ランプバスを眺めることもできた。

現在国際線が発着するT1は、2015年当時建設中であった。

あらかじめ予約していたのは、エアバガンの129便であった。
いざ、バスで駐機場へ向かうと…

なんとエアマンダレーのERJ145であった。
ATR機が主流のミャンマーにおいて、個性的な機材だ。もちろん日本の航空会社も運航していない。
諸般の事情で、運行会社が変更されたようだ。なお、エアバガンは2018年7月に事業免許が取り消された。
生憎機内の様子がわかる写真を撮っていなかったのが残念。1+2列の座席配置で、やや圧迫感がある。

離陸後、ラインタヤ方面で大きく旋回し、北東へ向かう。

雨季の真っただ中なので、機窓には立体的な雲が形作る世界が広がっている。

本日の軽食は、卵サンドパンだった。

シュエニャウン方面の玄関口となる、ヘーホー空港を経由する。
シャン州の山並みが眼下に広がる。

着陸後、滑走路の端で180度転回してターミナルへ向かう。
発着が集中する時間帯だったのか、この飛行機を含めて4機が空港にいた。
ターミナル内は混雑しているだろう。

ヘーホー空港のターミナルビル。
ERJ機はATR機よりも細身だからか、心なしか地上走行時の挙動がきびきびしている印象だった。

緑豊かなヘーホーを後にし、マンダレーへ向かう。

マンダレーに着陸。

こちらのランプバスは、日本車だった。

搭乗券。
エアバガンはATR機やフォッカー機を運航する航空会社だった。
- 2018/08/11(土) 00:07:48|
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今回はマンヤダナボン航空7Y668便に搭乗し、ラーショーからタチレイ経由でヘーホーに向かった際の様子を紹介する。
※2015年8月の記録です。

ラーショー空港入口の様子。右側の航空会社カウンターでチェックインを済ませた後、搭乗時間が近くなってから左側のゲートを通り、保安検査場と待合室のある建物へ向かう。
一見空港とは思えないたたずまいなのが、遠い地域に来た事を改めて感じさせる。

こちらがチェックインカウンター。主要航空会社の窓口が並んでいる。

こちらが航空券。"Enjoy Royal Service!"とあるように、ミャンマーの航空会社は各社機内サービスに力を入れている。

まだ時間があるので、カウンター横の売店で昼食をとる。

低い柵で区切られた、保安検査場へ向かう道をのんびり歩く。このゆるやかさが良い。

こちらが保安検査場兼待合室。

本日搭乗するマンヤダナポン航空は、2014年3月に運航を開始したばかりの新しい航空会社だ。

機内誌にも力が入れられている。当時は最新鋭のATR72-600を2機体制で運航していた。紹介されているXY-AJPが本日の機材だ。

上空では菓子パンセットが提供される。


約一時間の飛行後、タイとの国境に近いタチレイ空港へ到着。目的地はヘーホーなので、自分はこのまま待機する。

再び離陸。ヘーホーへは遠回りをしていく事になるが、山間部の陸路を移動するよりはるかに所要時間が短い事は言うまでもない。あの山並みの向こうはタイなのか・・・

各フライトごとに軽食は提供される。先程頂いたばかりなので、別にもらえなくてもかまわなかったのだが、しっかり二回目も提供された。これでお腹は満たされた。

ヘーホー空港に到着。飛行機はすぐに次の目的地へ向かう。
少ない機材で効率よく運航するため、ミャンマーの旅客機は一日中各地を飛び回っている。
- 2017/08/19(土) 00:33:02|
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ミャンマーでは、航空便は他の交通機関と比較してまだまだ高嶺の花である。
日本人の感覚からするとその運賃はLCCと同程度ではあるものの、区間によっては陸路の10倍程の費用を要する事もある。
しかし、移動時間を大幅に短縮する事ができるだけでなく、また空から見下ろすミャンマーの景色や地形の移り変わりを見るという楽しみもあるのが国内線のメリット・醍醐味である。
筆者もこれまでに何度か国内線を利用してきたので、その模様を随時紹介していきたい。
第一回は、2017年3月にカレーミョからマンダレーへの移動で利用した、ミャンマー・ナショナル航空(以下国営航空)633便だ。

半日お世話になったドライバー氏と別れ、空港へ入る。カレーミョ空港(KMV)は市内中心部にあり、アクセスが非常に便利だ。
入り口付近に手荷物検査場があり、スムーズに手続きを済ませる事ができる。

待合室の様子。小さな土産物屋が1店ある。

さて、これから搭乗するのは国営航空のXY-AMI号機だ。人名みたいな機体番号のこの飛行機は、当時は導入から1年程度の新鋭機であった。
国営航空は、かつては評判が非常に悪かった。その実態は過去にミャンマーに駐在した方々の手記等で確認していただきたい所であるものの、同社は2015年のB737-800の導入に合わせて塗装を刷新し、新造の機材を次々と導入している。現在運行されている機材の大半は2010年以降に製造されたもので、老朽化したフォッカー機というイメージは過去のものとなっている。

それでは搭乗しよう。今回はカレーミョ地区の鉄道に日程の都合上乗車できなかったため、いつか再びこの地に降り立つことになるだろう。


離陸後暫くして、軽食が提供される。最北の都市であるプータオ(Google MapではプッターO)や、ミッチーナーのホテルのロゴが箱に書かれていた。
先述したようにこの国では飛行機は高級な乗り物であるため、各社サービスに重きが置かれている傾向にあると感じる。各フライトでは、必ずパンや飴などが提供される他、新聞紙も借りる事ができる。
国営航空も、現在は決して他社に引けを取らない運行水準である。

窓の外は一面の青空であるが…

下を見ると、土埃と高い湿度でどんよりとした風景が広がっている。
ちなみにこの画像はミンジャンの辺りの地域である。

ヤンゴン~マンダレーの高速道路を横目に、機体は降下する。
往路はマンダレーからバスに約1日揺られたのだが、飛行機だとわずか1時間弱で移動する事が出来てしまう。

着陸後、両側に扉を備えたランプバスに迎えられた。マンダレー空港(MDL)は現在、JALUX・三菱商事・YOMAグループの三社の合弁で設立された"MC-Jalux Airport Services"社によって運営されている。
市内への移動は乗り合いハイエースに人が集まらず、セダンのタクシーにせざるを得なかった。
マンダレーは年間で最も暑い時期に当たり、早くも奥地の涼しいカレーミョが恋しくなった。
- 2017/06/11(日) 01:47:43|
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